「一生ものの歯」を長く使い続けるために大切なのが、歯の表面を覆うエナメル質です。
エナメル質は本来硬くて丈夫ですが、扱い方や歯質によっては損傷したり薄くなったりして、虫歯や知覚過敏などの悪影響をもたらします。
また、一度損傷したエナメル質は再生できないとも言われています。
そこでこのコラムでは、歯のエナメル質は再生できるのかという疑問やどうすれば損傷を防げるかという疑問について解説しています。
また、薄くなったエナメル質の再生を促す5つの方法も紹介しています。
「今ある歯を長く使い続けたい」
「白くて綺麗な歯になりたい」
「虫歯を予防したい」
という方はぜひ、参考にしてください。
白くて健康な歯に欠かせないエナメル質とは?
歯の美しさと健康を支える重要な要素の一つが、エナメル質です。
エナメル質とは、歯の表面を覆っている白く半透明な層のこと。
人間の身体の中で一番硬く、歯を外部からの刺激や咬む力から保護する働きを持っています。
エナメル質の内側には象牙質と言われる歯の主成分があります。
象牙質は黄色味を帯びた白色をしており、歯が白く見えるのはエナメル質を通して象牙質が透けて見えるためです。
したがって、エナメル質が損傷したり薄くなったりすると歯が黄ばんで見える原因になります。
エナメル質を適切に保つことで、歯は健康で美しく輝くことができるのです。
歯のエナメル質は再生できる?
エナメル質が再生できるかどうかは、損傷の度合いや歯の状態によって変わります。
歯のエナメル質は、主にカルシウムとリン酸からできており、生きた細胞を持っていません。
そのため、損傷したエナメル質は基本的に再生できないと言われています。
ただし、初期の虫歯などでエナメル質が薄くなっている場合は、エナメル質を再生できる可能性があります。※
エナメル質は食べ物や口の中の細菌などにより、カルシウムが溶けることで損傷し始めます。(脱灰)
しかし、だ液の中に含まれるカルシウムを吸収するため、エナメル質は自然に再生するのです。
私たちが甘いものや酸性のものを食べても、すぐに虫歯にならないのはこの働きが影響しているからです。
エナメル質が再生できるのはあくまでも治療の必要ない初期の虫歯や軽い損傷の場合のみで、エナメル質に穴が開いていたり象牙質まで虫歯が進んでいたりする場合は元に戻すことができません。
※参考:むし歯の治療の流れ | e-ヘルスネット(厚生労働省)
歯のエナメル質を損傷させるNG習慣
大きく損傷したエナメル質は元に戻せないため、できるだけ大切に扱いたいですよね。
エナメル質を損傷させる原因はいくつかありますが、以下では特にNGな3つの習慣をご紹介します。
酸が含まれる食品や飲料を好んで摂る
酸が含まれる食品や飲料は、エナメル質を溶かす作用があります。
特に、レモンやオレンジなどの柑橘類やコーラやスポーツドリンクなどの炭酸飲料は、pH(酸性度)が低く、エナメル質にダメージを与えやすいです。
酸性食品や飲料を摂取する場合は、ストローを使って飲むと歯と直接接触する量を減らすことができます。
歯磨き不足や過剰な歯磨き
歯磨き不足や過剰な歯磨きもエナメル質に良くありません。
不十分な歯磨きは酸の発生を促し、エナメル質を溶かすことにつながります。
また、歯磨きを1日に何度も行ったり強い力で磨いたりすると、歯ブラシの摩擦でエナメル質を削り、損傷の原因になります。
歯ぎしりや噛みしめ
歯ぎしりや噛みしめは歯に強い圧力や摩擦が加わり、エナメル質に大きな損傷を引き起こす原因になります。
場合によっては、傷をつけるだけでなく割れてしまう恐れもあるため注意が必要です。
歯のエナメル質を保護しながら再生を促す5つの対策
エナメル質を損傷させないように注意していても、毎日の食後や体調などにより口内が酸性になってエナメル質が溶け出してしまう場合があります。
強いエナメル質を保つためには、以下のような対策を行い、自然な再生を促しましょう。
- キシリトール入りのガムを噛む
- 正しい歯磨きを行う
- フッ素入濃度の高い歯磨き粉を使用する
- 歯科医院でフッ素を塗る
- 食後に水を飲む
対策1.キシリトール入りのガムを噛む
キシリトール入りのガムは唾液の分泌を促進し、口の中の酸を中和させる効果があります。
これにより、エナメル質が溶けるのを防ぎ、再生を促します。
キシリトールガムを選ぶ際は、キシリトール濃度が高いものを選びましょう。
また、砂糖などの他の甘味料が入っていないものを選ぶのがおすすめです。
対策2.正しい歯磨きを行う
歯磨きによって口の中の食べかすや歯垢を除去することで、酸の発生を抑え、エナメル質を守ることができます。
硬すぎない歯ブラシを選び、なるべく毎食後に磨きましょう。
力を入れずに小刻みに動かすのがポイントです。
対策3.フッ化合物濃度の高い歯磨き粉を使用する
フッ化合物とは、エナメル質の再生を促進したり虫歯を予防したりする成分のことです。
国内の歯磨き粉の90%はフッ化物を配合しており、エナメル質の保護や再生を促すには濃度の高いものを選ぶのがおすすめです。
ブラッシングした後は、ゆすぎ回数をなるべく減らし、直後の飲食は控えましょう。
対策4.歯科医院で定期的にフッ化物を塗る
歯科医院では、高濃度のフッ化物溶液やジェルなどを使用して、歯全体に均一に塗布してもらえます。
これにより、エナメル質が強化され再生を促進できます。
フッ化物塗布の効果を継続させるため、3〜6か月に1回程度を目安に定期的に通うのがおすすめです。
対策5.食後に水を飲む
食後に水を飲むと、食事に含まれる酸を簡単に洗い流すことができます。
特に、酸性の食べ物を食べたあとは、なるべくすぐにコップ一杯の水を飲むようにしましょう。
唾液が少ない方や口の中が乾燥しやすい方にもおすすめの対策です。
歯の黄ばみが気になるならホワイトニングもおすすめ
エナメル質が薄くなってしまったり損傷してしまったりすると、象牙質の黄色味が目立って歯が黄ばんで見えます。
このように、エナメル質の損傷による歯の黄ばみが気になる方にはホワイトニングがおすすめです。
ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングと自宅で行うホームホワイトニング、エステサロンなどで行われるエステホワイトニングなどがあり、それぞれに異なる薬剤が使用されます。
なかでも、エナメル質の損傷による黄ばみに効果的なのはオフィスホワイトニングです。
オフィスホワイトニングで使用する薬剤には過酸化水素が含まれており、歯の表面の着色汚れだけでなく内部の色素と反応して黄ばみを白くする効果があります。
メディカルホワイトニングHAKUでは、過酸化水素を配合した独自のホワイトニングを提供しています。
歯を内部から漂白することで、黄ばみの目立たない白い歯へ導きます。
メディカルホワイトニングについての詳細はこちらもチェック↓
https://whitening-haku.com/column/medicalwhitening-effect-price/
メディカルホワイトニングHAKUが選ばれる理由
メディカルホワイトニングHAKUは、歯科医師や歯科衛生士といったプロも通うほどクオリティの高いホワイトニングサロンです。
HAKUは主に以下の4つの理由で皆様に選ばれています。
1.痛みが少ないのに高い効果を感じられる
歯の内部まで白くするメディカルホワイトニングは、知覚過敏のような痛みを感じやすいと言われています。
HAKUでは、できる限り痛みを抑えられるよう過酸化水素の濃度を調節した独自配合の薬剤を使用しています。
歯の状態や質によっては多少の痛みを感じる場合もありますが、2〜3日程度で治ることがほとんどです。
強い痛みを我慢しなくても、メディカルホワイトニングの効果を最大限に実感していただけます。
2.贅沢な空間でリラックスしながら施術を受けられる
HAKUのメディカルホワイトニングは、ラグジュアリーな完全プライベート個室をご用意しています。
他のお客様やスタッフの目を気にすることなくホワイトニングを施術できるので、いつでも安心して通えっていただけます。
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3.「白さ」をお手頃価格で実感できる
予約受付から初回のカウンセリングや歯科医師との診療までをオンライン上で行っています。
これにより店舗運営の効率を向上させることで、高品質なホワイトニングを手頃な価格で提供できています。
また、受付をオンライン上で行うことでお客様との連携もスムーズになり、施術までストレスフリーでお過ごしいただけます。
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4.あんしんの全額保証付き
HAKUはホワイトニングの効果に自信があり、お客様に満足していただけるように全額返金保証を行っています。
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